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メッセージ

リリアが例年実施してまいりました国際交流事業は、本年で6回を迎えました。
今まで催してまいりましたこの事業の基本コンセプトは、外国で著名なフェスティバルを川口に誘致するかたちで行い、初回のイギリスのエジンバラを皮切りに、オーストラリアのアデレード、アメリカのロサンゼルスそして、昨年はイタリアのフィレンツェからフェスティバルの主役の皆さんに来ていただき、それぞれ、異文化の個性的なフェスティバルが川口で再現され、多くの市民の皆様に楽しんでいただいたことと存じます。
さて、本年の国際交流事業につきまして、今までとはいささか趣きが異なる催しといたしました。特筆すべき一つは、外国人ユースの招致であります。オーストラリアとイタリアからは日本語を学んでいる学生諸君を、そして、アメリカからは、シエナンドア大学のジャズオーケストラの一行においでいただき、日本のユースやボランティアの皆様などと交流を図ると共に、日本の心「茶の湯」を学んだり、演奏会を行うなど、ユース同士の真の国際交流の実が図られたものと思っております。二つ目の「アートステーション」(外国から美術系のアーティストを招聰し、市内に滞在させ、創作活動に当たっていただく)事業は、識者によって選考されたフランスの彫刻家クリス・バジロウさん、カナダのロレア・モロアさんをお招きし、リリア内の特設アトリエで、「川」をテーマに創作いただいたものです。
この試みは、「生産の街、川口」にとって大変有意義なものであり、多くの方がアトリエを訪れ、見学されました。
尚、作品のうち、絵画はリリア内に、彫刻は西口公園に設置を予定しておりますので、機会がございましたら、ご鑑賞いただければ幸いに存じます。
その他、例年にならい、宝田明さんやペギー葉山さんのコンサートを催した他、リリアのCDづくりにあたってのボーカルグループのオーディションなど多彩なイベントを展開いたしたところでございます。
リリアとしては、来年も新たな企画で国際交流事業を開きたいと存じますので、更に多くの市民の皆様のご参加を望んでおります。何卒、一層のご支援、ご協力を賜わりますようお願い申しあげます。

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